金山巨石群(岩屋岩蔭遺跡)

金山巨石群 観光ガイド一覧

金山巨石群の概要

金山巨石群とは、「岩屋岩蔭遺跡巨石群」、「線刻石のある巨石群」、「東の山巨石群」の3つのことです。
イギリスのストーンヘンジのように、太陽暦として機能するように設計され建設されたとする説が有力視されており、ミステリースポットとしても人気がでているところです。
通常、観光として観るのは、「岩屋岩蔭遺跡巨石群」と「線刻石のある巨石群」で、同じところにありアクセスしやすいです。
「東の山巨石群」は、人が立ち入るにはちょっとしんどいところがあるので、個人で行くのは控えた方が良さそうです。

金山巨石群のすごいところ
  • 巨石群内に差し込む太陽スポット光の観測により、夏至冬至春分秋分が特定できる。
  • 太陽スポット光の差し込む位置のズレで、4年に1度のうるう年を特定できる
  • 128年周期の「金山暦」が成立することを証明した
  • 「金山暦」は、現在私たちが使用している「グレゴリオ暦」と、同レベルの精度を誇る
  • 縄文人は、現代人と同じくらい高精度の暦を使用し、季節の移り変わりを把握していた。

岩屋岩蔭遺跡巨石群

車を停めた後、遺跡の入口から参道の石段を登るると、狛犬のような大きな石が左右にあり、奥に岩屋のような巨石が置かれています。
岩屋岩陰遺跡の磐座は「妙見神社」として祀られており、周囲にも小さな社がいくつかあります。

岩屋岩蔭遺跡巨石群の内部から、巨石群裏側へ続く空洞があります。
空洞を抜けると、石との隙間へ出てきます。
そこから北の空を見上げると、北極星が観察できます。
金山巨石群の中で、岩屋岩蔭遺跡巨石群では、主に、冬至の頃の太陽観察が行われていたと考えられます。

E石とF石のわずか30㎝×10㎝の狭い空隙に、春分と秋分頃の山に沈む直前の太陽光が射し込みます。
つまり、春分・秋分の頃の太陽観測ができます。

線刻石のある巨石群

後ろにある2つの石の間に入って観測します。
C石の頂上から太陽が昇る位置で、夏至の頃や春分・秋分の頃の太陽観察ができます。

北の夜空では、岩屋岩蔭遺跡巨石群の周囲を回る星、特に北斗七星の形が日没後や夜明け前にどこに位置しているかなどで季節を知ることが可能であったと考えられます。

東の山巨石群

「岩屋岩蔭遺跡巨石群」と「線刻石のある巨石群」があるところから、東の方角に向かい、道なき道を登山して約45分~1時間程度で到着します。
登山道もなく、場所も分かりづらいため、ガイドなしでフリーで行くことはご遠慮ください。
実際に見てみると、自然の石というよりも、人為的に加工された岩という感じがします。

2つの巨石群(岩屋岩陰遺跡巨石群と線刻石のある巨石群)の調査を進めるうちに、この2つの巨石群だけでは、「冬至の日の出」を観測できないことが分かり、近場の観測地があるとすれば東方の山上方面と想定できたそうです。
そこで想定したところに向かってみると、この「東の山巨石群」を発見できたそうです。

3つの巨石群は、北緯35度45分07秒に並んでいます。

基本情報

施設名金山巨石群(岩屋岩蔭遺跡)
住所下呂市金山町岩瀬字高平

参考になるサイト

駐車場

金山巨石群(岩屋岩蔭遺跡)には、整備された駐車場はありません。
ただし、上地図のあたりは、道路が広いので路肩に、約10台程度駐車できます。
ここに駐車できない場合や、マイクロバス等 大きめの車の場合は、さらに150mほど進んだところにある使われなくなったテニスコート付近にも10台程度停められるスペースがあります。

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